忍者ブログ
  • 2025.08«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • » 2025.10
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2025/09/11 01:32 】 |
トジラレタカゴデ

私は鳥籠の中。
鉄で作られた鳥籠。
冷たくて硬い鳥籠。
止まり木しかない鳥籠。
覆いの掛けられた鳥籠。
何も見えなくて。
どこにもいけなくて。
自分の声だけが聞こえる。
誰か、とないてみる。
いるならここから出して、と。
答える声など無い。
広げられぬ翼は背に重く。
広げようという意志さえ私には無い。
かつては草原を駆け巡る風に乗って飛び回ったというのに。
気付いた時はこうだった。
私は日に日に影になっていく。
きっとそのうちこの籠の闇に溶けてしまうのだろう。
私は忘れられた鳥。
飛ぶことを忘れた鳥。
誰かから愛されることを忘れた鳥。
闇以外の世界を失った鳥。

ある日覆いは取り払われた。
眩しい世界。
光の刺激が私の目を射る。
上には真っ青な空。
下には馴れ親しんだ草原。
私の世界はこんなにも近くにあった。
それなのに。
鳥籠は相変わらずの冷たさで私を阻んだ。
大空には鳥が舞う。
声を掛ける。
返事など無い。
だって私は忘れられた鳥。
名前すら持たぬただの鳥。
もう一度触れたい。
あの大空に舞い上がる幸福が欲しい。
でも誰も私に触れない。
忘れてしまっているから。
私は影。
光に当たれば消えてしまうのかもしれない。
世界は手の届く場所にあった。
でも私には届かない。
いっそ知らなければ。
私は苦しまなかったかもしれない。
覆いは外れるべきでなかったのかもしれない。
見えるのに触れられない。
それは見えないより辛いかもしれない。
それでも私は、このまばゆく美しい世界から目を逸らせないでいる。
胸の痛みは消えないけど。
それでも見ていられる。
感じていられる。
それは幸せなことなのだと知っていたから。
覆いが教えてくれたから。

それでも私はなく。
誰かここから出して、と。
誰か覆いを戻して、と。
私が溶けて消えるまでに。
私に与えられるのは光か、闇か。
冷たい鳥籠は黙したまま。
私は忘れられた鳥。
飛ぶことを忘れた鳥。
誰かから愛されることを忘れた鳥。
光と闇の間に縛り付けられた、嘆きの鳥。

拍手[0回]

PR
【2011/02/28 20:19 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
間奏
 あぁ、ご無沙汰ですシーナです。
 くっらいなぁさっきの…でも最近こんなんばっか書いてる気がする。なーんか知らんけど微妙に暗い雰囲気の話ばっかり頭に浮かんでくる。何なんだろ、普通の恋愛とかSFとか書きたいような気もする。といっても普通の恋愛っていうのがなんなのかさっぱり分かってないけど。微妙に悩ましいな。
 ま、どうにか頑張ってみることとしよう。ではまた次回。

拍手[0回]

【2011/02/12 20:59 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
間奏

 書くネタが多いと来る回数も多くなりますシーナです。
 今回のは誰がモデルだったのか失念しました。何を書きたかったのかも忘れた。何なんだろうこれ…まさしくJUNKというかそんな感じ。
 うわ、なんか頭痛い。友人からインフルエンザうつされたかもしれん。明日からまた学校だというのに…学級閉鎖にならんかな。でも部活だけ行きたいんだよな。なんて我がままなんだとは思うがガチでそう願ってる。ちなみに受験による頭痛ではない。何故なら筆者は一貫校だから。……頭痛ぇ…。
 あ、なんか愚痴ってしまった。ではまた次回。

拍手[0回]

【2011/01/23 11:47 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
間奏

 昨日振りか。
 最近ブルー。片思いだった後輩が告白して見事玉砕したらしい。本人曰く「怖いけどなあなあな関係のまま終わらせたくは無い」とのこと。同じく砕け散った身として気持ちが痛いほど分かる。早いとこ復活して笑顔を見せてほしい。…そんなこと言ってる前に課題やんなきゃ。
 ではまた次回。

拍手[0回]

【2011/01/22 19:45 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
マンゲキョウノセカイ

世界は万華鏡。

日々小さな変化を繰り返す。

世界は万華鏡。

時々大きく変化する。

世界は万華鏡。

内から見れば果ては無い。

世界は万華鏡。

外から見れば誠に小さい。

世界は万華鏡。

舞い踊る輝きの集まり。

世界は万華鏡。

その本質は使いようの無い微細なものたち。

世界は万華鏡。

――その中に存在しているのは、鏡に写った空しい虚像。

拍手[0回]

【2011/01/22 19:38 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
前ページ | ホーム | 次ページ

忍者ブログ [PR]