× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
![]() |
一ヶ月ぶりですね、シーナです。
今回の文章は後輩ちゃんの様子を眺めていて「ほほうおもしれーな」と思ったんでちゃっちゃと仕上げてやりました。ここ一ヶ月は文化祭と球技大会で心身共にてんやわんやしてたんでこれが限界ですすいません。 で、お知らせというか。 自分、実は高3です。つまりこの先受験を控えているので、更新が超絶遅くなります。というか、多分しません。もし万が一楽しみにしてる心優しい方がいらっしゃったらすいません超ごめんなさい。でも上手くいけば(上手くいかなくてもだけど)きっと来年春にはまた変態パワー全開でお届けします。良かったら待っててみてください。 まぁ、こんなもんで。ではまた次回。 PR |
![]() |
濁り澱んだあの瞳 消えそうな光を私に託して 最後の言葉は何? 崩れそうな輪郭を弾く 此岸の少女は微笑む 錆色の喉で掠れた恋慕を歌う はてさて 私を見ないあの人の瞳は 誰に向けて細められるのかしら 彼岸の少女は微笑む 鈍色の喉で滲んだ恋慕を歌う はてさて 私を見ないあの人の瞳は 誰に向けて細められるのかしら 背中合わせの実体と実体 覆せない二者共存 足元を満たす冷気に気付いた時 生ぬるい潮が満ちる その胸に抱かれるのは どちらの「少女」? 陽の当たる場所では微笑み その対極では崩れ落ち 夜露に濡れて地を殴る 愛しいあの人の腕を、胸を 幾度も幾度も描いて 微笑みの少女順応 されどその実態は少女反逆 この戒めを解いて? 貴方の愛が鍵なのでしょう? 縋るように言葉を吐いて 強く握った手で、拳で 幾重も幾重もその身を削り 狂い咲け藍の華 壊れかけの炎でその身を焼いて やがては涙に濡れた 紅の彫像と化すでしょう 曇り憂えるあの瞳 溢れ出す陰を私に託して 最後の言葉は何? 崩れそうな優しさを打つ 此岸の少女は嘆く 錆色の喉で掠れた憎悪を歌う はてさて 私を聞かないあの人の唇は 誰に向けて語りかけるのかしら 彼岸の少女は嘆く 鈍色の喉で滲んだ憎悪を歌う はてさて 私を聞かないあの人の唇は 誰に向けて語りかけるのかしら 背中合わせの実体と虚像 覆せない二者択一 足元を満たす絶望に気付いた時 生ぬるい毒が満ちる その胸を貫くのは どちらの「少女」? 陽の当たる場所では目を背け その対極では覆い 雑踏に紛れて唾を吐く あの人を奪う腕を、胸を 幾度も幾度も描いて 微笑みの少女博愛 されどその実態は少女束縛 この戒めが必要かしら? 貴方の心は私のものでしょう? 縋るように呪詛を吐いて 強く閉じた手で、拳で 幾重も幾重もその身を穿ち 凄艶なれ藍の華 無尽蔵の炎でその身を焦がして やがては涙に濡れた 紅の肖像と化すでしょう 背中合わせの実体と実体 覆せない実体と虚像 終わりに至る二者共存 絶望は潮のように足元を満たす ならば今、あの人は何処? ならば今、あの少女は何処? その心を支配するのは どちらの「少女」? 陽の当たる場所では可憐に その対極では妖艶に それもただ愛故に、愛故に あの人の隣に立つその瞬間を 幾度も幾度も願って 微笑みの少女倒錯 されどその実態は少女純情 この言葉が不可欠? 私の心は既に貴方のものでしょう? 歌うように愛情をねだって 強く閉じた手で、拳で 幾重も幾重もその祈りを浮かべ 散り乱れ藍の華 零度の炎でその身を溶かして やがては涙に濡れた 紅の旋律と化すでしょう 曇り澱んだあの瞳 溢れ落ちる炎は貴方に託されるべきもの 私は止まりたくない 私は進んではならない 私はあの人が、あの人が 続く最後の言葉は? 少女の最後の言葉は何? 土砂降りの少女絶望 この手があの人を絞めるのなら この拳があの人を抉るのなら この心があの人を泣かせるのなら こんなもの、いらない 夕暮れの少女離別 紅の炎が世界を染め上げる前に 紅の炎が溢れ出してしまう前に 紅の炎があの人を焼く前に この藍にさようなら あの人が二度とこちらを見ませんように 少女はささやかな祈りを託して 崩れ落ちそうな微笑みを今、断つ |
![]() |
あーい、ご無沙汰ですシーナです。一応弁解をば。
今回のはさして深い意味はないです。記述模試で時間が余った時に走り書きしたものを膨らませました。鬱々としたものを書きたくなる時と、取り敢えずかっこよさげなことを言えれば満足な時が半々に来るタイプなんで、今回は後半が回ってきてたのかなーっと。 いや、まぁちょっと思うところはあります。今回の主題は「限りある命と表現・言論の自由」ってところです。うわぁ真面目だ!!って一瞬思っただろ。違います。くそ真面目に考え事なんかしたら成仏しますよ。 自分は割と事あるごとに考え事をしますが、中でも多いのは罪、優しさ、愛、死、この辺です。厨二だね。だから今回は「死ってどこまでなんだろう」って。逆を取れば、「俺が『生きてる』と認識されるのはいつまでなのか」ってことですわ。意識が途絶えた時、生命活動が停止した時、まぁ色々ありますやん。俺の中での認識は「俺の思想が忘れ去られた時」です。俺の書いた文章や何かが残っているならば、俺という人間は断片だとしてもその中に生き続けるんだろうと思うんすよ。だから身体なんてものは結局、それを残す為のツールの一つでしかないと。 だからそれが取り上げられちまう前に、俺はここにいた俺という人間を分割して、表現して、少しでもここに残しておきたい、と思うんです。生物が遺伝子残したがるようなもんなのかしら。そしてその内「残す」という行為は体の仕事、だから前者の「分割する」のは脳みその仕事で、「表現する」のは心とか魂とかの仕事なんじゃないかなと。 この中で、唯一人間が本当に自由に使えるのは心だけなんじゃないかなって気がします。体も論理も、何らかの制限なしではいられないし、それだと多分まともに機能しないから。だから、せめて心だけは極力束縛のないように、思うまま感じるままでいられるように、そして俺という人間や俺が見る世界そのままを記していけるように、しておきたいかなぁって、気がするんですわ。こういうものを書く人間の端くれとしてというより、この世界に生きる人間の一人として、そうありたいなぁと。 綺麗事ってか、絵空事なのかもしれないけどね。 まぁそんな感じです。ではまた次回。 |
![]() |
錨を上げろ、帆を下ろせ 目的地は世界の真ん中 僕らなら辿り着けると 夜明けの海を切り裂いた 端の端のそのまた端に 僕らはある日生を受けた 眩く嗤うネオンに囚われ 自由に息もつけない そんな世界の端の端に 僕らはある日放り込まれた 背の翼は忘れ去られ 最早飛ぶべき空はない 四角い灰の群れる街 色彩はとうに認識を越えて 押し込められたこの身に 最早飛ぶべき理由もない 燻る僕らの上げた狼煙が 小さなドットで字を書いた 「僕らの居場所はどこですか?」 旗を掲げろ、風に向かえ 目的地は世界の真ん中 僕らなら辿り着けると 夜明けの闇に叫びを上げた 鎖を断て、魂を燃やせ 誰に気を遣って立ち止まる? 空も地もないこの星に 今、再会の為の別れを 端の端のそのまた端から 僕らはある日宙へ飛び出した 誰かの為のルールに縛られ 自由に涙も溢せない そんな世界の端の端から 僕らはある日宙へ旅立った 背の翼は漆黒に靡き 最早恐るべき沈黙はない 七色の星の煌めく虚空 航路はとうに運命を越えて 重さすら無くしたこの身に 最早恐るべき退屈もない 震える僕らの上げた歓声が 小さな流星で唄を紡いだ 「僕らの居場所はここですか?」 過去を見据えろ、未来を抱け 目的地は世界の真ん中 僕らなら辿り着けると 夜明けの色を蹴って進んだ 世界を綴れ、心を描け 誰に言われて己を殺す? 上も下もないこの宙に 今、別れの為の再会を 残念なことにところが 結局僕らの頭の中で ちょっとした電気信号と 創造力だけで作られた世界で 灰色の空を見る度僕らは 漆黒の宙を見る度僕らは そこに至る翼がないことを知るんだ だから僕らは大人になっていって ほんの少しずつ死んでいく きっと身体は無くなるだろう 「僕ら」は呼ばれなくなるだろう それでも僕らはここにいるから ここに居場所を作り上げたから その事実だけは変わらないから 消えることない僕らの標だから 今、錨を上げろ、帆を下ろせ 目的地は世界の真ん中 僕らなら辿り着けると 夜明けの海を切り裂いた 今、解き放て、走り出せ 限界まで声を届けるんだ 目的地だって? そんなものは要らない 僕らの生きた世界を 世界に生きた僕らを この胸に、空に、海に、星に、宙に ただ、刻み付けるだけ ただ、あり続けるだけ 今、再会に別れを |
![]() |
うっすっす。シーナです。色々ツッコミはあるでしょうがお問い合わせはツイッターへ。
じゃあこの文章の弁解を。 実は今日書こうと思っていたのはこの文章ではありませんでした。在庫はいっぱいあるんすよ。繋げるのが上手くいかないだけで。んで帰りの電車の中で悶々としていたところ、徐に「あれ?もしかして……?」と思って浮かんだアイディアをそのまま書き出したら楽しくなっちゃったんです。そのまま書き上がっちゃったんです。でも今回のは本当にお遊びで中身がない(こらそこ!!いつも無いだろとか言わない!!知ってるから!!)ので、自分で読んでてもクオリティが微妙です。すんません。 じゃあどうやって楽しむのかって?文芸部員は縦読みでもすればいいんじゃない? そういうことです。ではまた次回。 |
![]() |
忍者ブログ [PR] |