× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
![]() |
夜の寂しさに耐え切れなくて いつか歩んだ道をゆく 闇に紛れて小さく光ったのは 道端に咲いた花の下 独りきりこっそり落ちていた 懸念の欠片をそっと拾って 小さく呟くこんばんは 何故ここにと問えば 存ぜぬとばかり返すので 心に仕舞って鍵をかけた 上弦の月が微笑む夜に 全盲の神は小さく鐘を響かせて 深い闇の中で手招きをする 誰かいませんか 色の無い孤独に呟いた涙が 塹壕の中に心臓を揺らした 描かれたその線は晴天の青 選んだその道は滑走路 孤独に悴んだ翼に力を込めれば 縁が欠片を引き結ぶ 有限を破る回路の向こう 凛と響いたのは触れた欠片と 願い求めた人の温もりでした 為す術も無い遠くで 泣いていたのはひとりとひとり 寒さに呻いていたのも 間違いを抱えたひとりとひとり 絵空事のような美しさの 長い長い夜を唄う 両の手をひとりひとりと重ねて 響く言葉は輪唱 伝えて繋げて広がる共鳴 時空を越えて重なる波紋 優美な曲線を描いて 瑠璃色の懸念が砕けて散った ぽつりと落ちた微笑み 手紙もいずれは誰かに届くと 小さな奇跡を知りました 色づけるのはひとりとひとりの筆 力の限りで紡ぐ上弦の月を ご覧に入れましょう もう寂しくはない ぐっと握り締めた手はからではないから もうすぐ夜が明ける 偶然が織り成す物語を始めましょう 文章を紡ぐのは 現実と幻想を繋ぐ為 祈りを誰かに捧げる為 ――文章、書いてみませんか? PR |
![]() |
ういっす。シーナです。
合宿行って帰ってきてカラオケ行って帰ってきて、無性にイラつくもんでどうしたもんかと思ってたらこーんなもんが出来てました。なんでかね。そりゃ、あの、彼氏が元カレになりーの?そのちょい前から謎の黒幕が暗躍しーの?一瞬にして元カレに彼女ができーの?その情報入りーの?悶々しーの?合宿行きーの?彼女氏と4日間密着しーの?体調っつーか精神バランス崩しーの?帰ってきーの?元カレに惚れてる奴もう一人判明しーの?その相談が俺氏に回ってきーの?悶々しーの?カラオケ行きーの?曲選択ミスって思い出の曲入れーの?気分撃沈しーの?取り繕いつつカラオケ乗り切りーの?帰ってきーの?悶々しーの?悶々しーの?……書きあがりーの?とつぎーの?みたいな? すんません大個人情報暴露大会になってるぞこれ……まぁいいか……。 あのなぁ!こっちだって年中無休でお気楽極楽いぇいいぇーってしてるわけちゃうねん!特に最近はなぁ!あっちもこっちも恋の花咲き乱れやがって!勝手に咲いてる分には美しいがな!なんでわしに回ってくるんじゃ!なんで恋愛相談5件も同時進行せにゃならんのじゃあ!別にいいけれども!付き合ってやるとも!くそったれ!ぬぁにが楽しくて人様の恋愛模様を眺めてなきゃならんのじゃあ!わしが恋愛したいわ!あほう!ひとりは寂しいんじゃ!だからなおのこと人様の恋愛模様見てなきゃ気が済まなくなっちまうんだよ!くっそ! おう、すまぬ。荒ぶった。今持て余した愛情のやり場に困ってるだけなんで大丈夫です。はい。俺に愛されてくれる方随時募集中なんでもしよかったらなんか連絡ください。 なんか、こんなもんで。ではまた次回。 |
![]() |
まるで他人事のように 優しく笑う人を見る まるで過去などなかったかのように 明るく生きる人を見る その滲み出す苦悩に 自らの快楽を認めながら そのそこはかとない嘘臭さに 自らの薄さを感じながら 悲しいほど遠くなった その背を見る 向かうはいずこ 否、問わずとも いつの間にか この手が遠ざけていたものを知る いつの間にか この刃が刺さっていたものを知る いつの間にか この目が映せなくなったものを知る 手に入れたいと願い 一度は手に入れたはずのそれを 私はただ遠くに座し 静かに見る 欲しいのは誰 否、問わずとも その目に 映っているはずのものを見る その目を 塞いでいるはずの人を見る 存在しているところの その全ての根拠となる存在を見る 憎むべきものであり 妬まれてしかるべきそれはしかし それの魂を満たし 咲かせるための希望 微笑むべきはいつ 否、問わずとも 相克する感情 遠ざかる背はまごう事なき一対 この身はそこに無く その身はここに無い 今や事実は明るみに曝され 最早涙も涸れ果てた 欲するものを得られないのは それが元から欲するものを得た証拠 私が欲したものが 実に私を欲していなかった証拠 この身を包む温もりはいずこ 否、問わずとも 問わずとも |
![]() |
どうも。シーナです。
え、弁解っすか?なんかいつも「ああ私ってホントは弱いのよしくしく」みたいなこと書くのが大好きなんでそれホント?って思ったら別にそうでもありませんでした。という。だからそれをそのまま適当にほいっと文章にしただけですよ。えぇ。直前まで書いてたの放り出して3日で仕上げてしまった。何してんだ。今日はひたすら海を眺めて楽しかったのでその辺についてもまたなんか書くかもしんないっす。余裕あったら。まぁないはずなんすけどね。 こんなもんで。ではまた次回。 |
![]() |
路地裏の水溜まりに指を浸した 「私は弱い」 呟いた声は輪郭を持って 汚穢を弾いた あまりにも明確な音 決して取って付けたものではなく 結局のところ私は 大して弱いわけでもない 残照を眺めるような そんな気持ちで私を俯瞰する もう今にも崩れ落ちてしまいそうだと 訴える私を傍観する 積み木細工の家は 住む人も無いほどの分厚い壁を隠し その機能を失っていくことに 気付かない 翼が欲しいと 太陽に手を伸ばした日もあったかもしれない だけど結局それは 自分を上手に叩きつけてやるための 高度が欲しかった訳で 中途半端な強度 中途半端な暗がり 纏った衣はどれも足りなかった 私の輪郭はここにあった 探すまでもないそれを どうにか捨ててしまいたくて この指が水の中に腐り落ちるのを ただ待ってみるのも良いかもしれない と思った ガラス越しの薔薇の花が 早く枯れてはくれぬものかと 思う度ガラスは私に染まったけれど 結局薔薇は美しい 手を伸ばしてそれを散らせるだけの狂気を 私は持ち得ない 針は常に十二時 なんにも触れないこの生き物は つまらない 叩きつける言葉の鈍器 目標はこの私の心臓 力任せの衝撃は 鋼鉄の肋骨に跳ね返されて死んでいく その言葉は脆弱 だけど綻びから鈍器を産み落とした その唇は冷えきった鋼鉄 恐怖に震える拍動を伝えるのは どこまでも頑健な私の声 鎧などありはしない この体はそれを要しないから 破り捨てた紙屑と張り合える程度の衣を 適当に絡ませておけば良い 結局この身は 大して弱いわけでもないのだから 四方に放つ言葉の弾丸 目標は私を取り巻く世界の心臓 無尽蔵の衝撃は 肉を切り裂き骨を打ち砕いて死んでいく その言葉は凶器 だけど綻んだ鎮魂歌を口ずさむ その唇は冷えきった狂気 背徳に震えるこの拍動を伝えるのは どこまでも頑健な私の狂喜 他人から溢れだす苦鳴を掬い ありもしない自分の空白に塗り固めて 私はどうにか弾倉を満たす ありもしない懊悩を憎悪に変えて 私はどうにか撃鉄を起こす 針は常に零時 なんにも触れないこの生き物は つまらない ガラス越しに息づく人類が 早く絶えてはくれぬものかと 思う度私はガラスを染めたけれど 結局人類は美しい 私は愚かで美しい 手を伸ばしてそれを砕ききるだけの狂気を 自らを逸脱させる異常性を 私は持ち得ない 中途半端な自己主張 中途半端な自己嫌悪 纏った衣はどれも「人」だった 私の輪郭は紛れもなく「人」だった 私はただの人だった 見るまでもないその事実を どうにか殺してしまいたくて この心が絶望の中に腐り落ちるのを この私が人でないものに成り果てるのを ただ待ってみるのも良いかもしれない と思った 光が欲しいと 太陽に手を翳した日もあったかもしれない だけど結局それは 自分を上手に消し埋めてやるための 闇が欲しかった訳で 私の内に巣食った闇を 生き駆けるための息も出来ないほど深く 助けを呼ぶための声も届かないほど濃く この中途半端な私を どこか遠くへ消し飛ばしてしまうほど強く 完成させるための僅かな光が 欲しかった訳で 満月を眺めるような そんな気持ちで私を客観視する もう今にも地に落ちて 欠片も残さず砕けてしまいそうだと 訴える私を諦観する 積み木細工の鉄仮面は 怪しむ人も無いほどの分厚い笑顔を透かし その機能を失っていくことに 気付かない 内側から少しずつ朽ちていくことに 気付けない 結局私は 路地裏の水溜まりに指を浸した 「私は強い」 呟いた声は威厳を持って 汚穢を弾いた あまりにも明確な輪郭 決して私が描いたものではなく 結局のところ私は 大して弱いわけでもない 大して強いわけでもない 全ては私が思い描いた中途半端な自己暗示でした おしまい |
![]() |
忍者ブログ [PR] |