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【2025/07/06 09:58 】 |
ウロボロス
貴方は私のもので
私は貴方のもの
終末を捨てた無限回廊
貴方が追いかけているのは
私が追いかけているのは
一体どちらの影なのでしょう



螺旋なら良かったのかしら
廻る廻る休みを知らず
螺旋だったなら私は
あの星空も飲み干せたのかしら

或いは球体ならどうかしら
転がる転がる為す術もなく
球体だったなら私は
あの海原も引き裂けたのかしら

今は円環
どこまでも変わることのない平面上
同じ一点を通過して通過して
描かれていく環状線
ねぇ、一体どこへ行くのです?



私はどこだっていい
貴方がこの手を引くから
どこだっていい
どこかへ行きたい
止まりたくない
貴方と一緒に行きたい

でも貴方はどこへ行きたい?
限りある平面上の水面下
同じ一点を通過して通過して通過して
重なっていく感情線
ねぇ、一体どこに着くのです?

連れていってあげる
私がその手を引いてあげる
ここじゃないどこかへ
いつもじゃない明日へ
止まってなんていられない
貴方と一緒に行きたい



手を引いて手を引かれて
相互依存の延長線上
貴方が手を引く
私が手を引く
回り続けることは知っていますか?



振り返ってはいけない
幾重にも連なる影が
こちらを見て笑うから
俯いてはいけない
崩れ出す足場から覗く奈落が
口を開けて笑うから
今はまだ、引かれるわけにはいかないから

だから私の手を
決して、決して離さないで

まだ諦めない
貴方の手が分かるうちは
貴方の温もりが分かるうちは
貴方と共にあるうちは

絶望はすぐそこにあるのだけど
貴方には見えている?
私には見えている
ねぇ、怖いよ
早く逃げよう?
ここにはもういたくないの

走り去ったところに辿り着く
出口なんてないけれど
ここでただ落ちていくよりは
幾分か良い気がした



それともいっそここで
私と一緒に墜ちてみますか?



貴方は私のもので
私は貴方のもの
永劫回帰の大蛇の輪
貴方が飲み込んでいるのは
私が飲み込んでいるのは
一体どちらの身体なのでしょう

貴方は私のもので
私は貴方のもの
同じ一点を通過して通過して通過して
終わりのない円環の中



どこへ行きましょうか

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【2013/04/25 21:26 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
間奏
 はーいどーもー。シーナです。

 ちょっと前に書いて上げ損ねた奴を忘れないうちに上げておきます。どんどこしょ。今ミルクティーが美味しいです。こんなにも背骨の痒みが愛しいのは初めてかもしれませんね。雨音が心地よく鼓膜を叩きます。ちょっと色々ふわふわしすぎですか、そうですか。なんかまぁそんなこともあります。軽く意識がぶっ飛んでるとも言います。きっとそういうもんなんじゃない。ああなんかもう良くわかんね。ホントにわかんね。ぐるぐるぐるぐるしちゃってどうしたらいいんだか。どうにかしたいわけでもなく。このピリピリするようなぬるま湯の中で溺れていたい。そんな感じ。おっおー。よくわかんね。ハイなんだかローなんだか。なんでもいいけど。

 まぁそんな感じです。ではまた次回。

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【2013/04/20 16:37 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
グロテスク
闇にまみれた私に
伸ばされたひとつの手を
握りしめた時から
きっと何かが始まった



言うなればグロテスク
歪みきった深層心理
目のない君の嘲笑
笑われているのは
笑っているのは
一体どちら?
答えは君の仮面の下

偽りの星空を仰げば
口をつく虚言
溢れだした寂しさの警鐘を
そっとぬぐって
そっと包み込んで

握り込んだ喪失感
飲み込んだ後悔
伏せた手札は絶望
諦観の海の中に漂っては沈む

君の心臓はどこ?
僕のたったひとつの希望
君と僕を繋ぐ
君のたったひとつの調べ
ただその音を聞く為に
僕はここで目を閉じましょう



繋いだ手は
いずれ離さねばならないけど
そのぬくもりは
確かにこの手に
強く強く残されているのです

このぬくもりも
いずれ消えてしまうかもしれないけど
その力は
確かにこの心臓を
何度も何度も打ち付けるのです

私が朽ちて消えるまで
共にあってくれるのですか
気が狂いそうなほどの漆黒を
僕は君に
預けても良いのですか



言うなればグロテスク
歪みきった仮面の下の笑顔を
君には見せたくないと
そう言ったのは
君でしたか?
僕でしたか?
或いは機械仕掛けの虚言でしたか?

それでも僕は
甘い夢にほだされていましょう
もう一度君に会うために
もう一度手を繋ぐために
そのぬくもりを
そのやさしさを
私がいつまでも忘れないように



目を開け、愛を叫べ
私の想いはここにある
手を伸ばせ、君に届け
君への想いがここにある

この痛みなら
三倍返しで構わない
刃の刺さった左が
刃を握った右が
きつくきつくきつくきつく
爪の割れるほど握りしめられていく

走り出す衝動
その衝撃は海を越えて
その絶叫は陸を揺らして
弾け飛ぶ表層
私は僕を一太刀で斬り捨てる



言うなればグロテスク
不器用な君と不器用な私
二人と一人の舞踏会
手を繋いで狂乱を踏めば
虚言の夜空が歌い出す

君の調べと私の調べ
虚言重ねて不協和音
歌でなくとも構わない
二人のステップが合うのなら

囁くように祈りましょう
星に願いを、星に願いを
繰り返す言葉は私たちの警鐘
星に願いを、星に願いを
虚言の夜空に希望を託して



例えこれが偽りだとしても
例えすべてが幻だとしても
君がここにいるなら
しっかり繋いだ君の両の手を
私は決して忘れない

言うなればグロテスク
鏡を挟んだ非対称
似ているようで違う僕ら
君は私を好きかしら
僕は君を好きかしら
すべての答えは君の仮面の下



言うなればグロテスク
これが僕らのはじめの一歩



差し伸べられた手を
恐る恐る握り返したら
万華鏡のため息ひとつ
それは警鐘?

差し伸べられた手を
恐る恐る握り返し
目を閉じて聞いてみれば
不協和音の向こう側
踏み切りが鼓動を刻み始める

きっと何かが始まる
どんなにグロテスクでも構わない
きっと何かが始まっていく



さぁ、新しい君の調べを聞かせて?

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【2013/04/20 14:59 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
間奏
 どうも、シーナです。

 帰りがけに一本書いてやろうと思ってワードを募って書こうとしました。そしたら文芸部の後輩君にたまたま遭遇して色々話をしたんで、それに触発されてもう一度捻ったらこんな感じになりました。そんな感じ。なんか我ながらえっらい淡々とした調子になっちゃいましたがまぁいいか。少しずつ戻っていく。少しずつ。狂い過ぎちゃいけないです。ちょっとずつちょっとずつ。それでいいよ。甘やかしすぎだけど。少しずつでいいと思う。やり過ぎちゃ戻れない。戻り過ぎちゃいけない。だから、少しずつ。

 つーわけで。ではまた次回。

 

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【2013/04/16 20:53 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
ホーム
何も分からない
今はただ、苦無の抱擁と一欠片のライフが欲しい



黒の中に沈む
壊れた人形のように
糸が切れてしまえば
最早ここに立つ必要はない

奇跡を願ったこともあった
無限を欲したこともあった
だけど今は
何一つ持たないマリオネット
糸を切って横たわる
涙は既に砂塵と化した
煩雑な静謐が頬を撫でていく

黒の中
原初に満ちていた静寂の中
僕は何を待つのだろう
残虐な欺瞞と無限の絶望に身を預けて
どこまでも落ちていくだけ

それでも僕には光が見えていた
一筋のそれは
僕と世界とを辛うじて結び
繋ぎ止める
君という名のそれは
執着が描いたイミテーション

どこまでも来てくれるなら
僕は落ちて行きたい
浮き上がろうとも思えない
僕の糸は切れて落ちたのだから

出来るなら
この糸を結べるのなら
僕は上がって行けるかもしれない
だけどその反魂の秘術は
一体誰が知っているの

黒の中
どこまでも落ちて行けたなら
僕はきっと苦しくない
黄金への欲望
恋愛への渇望
全部洗われて落ちて行けたなら

誰一人連れていかないように
切れた糸に気付かぬように
静かに、ただ静かに
この身は横たわる

その光も見えなくなれば良いのに
僕を引き留める縛鎖
だったら
何も見えなくなれば良いのに
だって
所詮全ては
理想が描いたイミテーション



何も要らない
今はただ、虚無の抱擁と一振りのナイフが欲しい



横たわるだけの僕には
勿体無いほどの静謐
何もないなら
何も要らないなら
僕はどこにいればいいんだろう

有限の生と無限の死と
僕はどちらが欲しいのだろう
偽りの平穏と真実の荒涼と
僕はどちらが欲しかったのだろう

黒の中
侵食されていく思考に
その光は強く、眩く
僕が浮かび上がるのを急かすように

知ってる
あそこが僕の帰るべきホーム
眩しすぎて見えない
両の目を射抜いていく
僕は帰るべき糸を失った
つまりここが僕の還るべきホーム

ただ静かに横たわる
あそこが僕の帰るべきホーム
黒の中に沈んでいくマリオネット
欺瞞で塗り固めた肢体が
少しずつ剥がれ落ちていく

僕は原初へと帰還する
光の差さない黒の深淵へ
何も要らない
全てが欲しい
そんな言葉遊びは
寂しさが描いたイミテーション



僕の≪ホーム≫なんてどこでもいい
今はただ、君の抱擁と一綴りのマイセルフが欲しい

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【2013/04/16 20:41 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
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