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【2024/05/02 20:53 】 |
ハウル
雑音の残響
耳に絡みついて解けない
おい、誰だ今の雑音を立てたのは
どうにか聞かせずに済ませられなかったか
ぶつぶつ ぶつぶつ
残響は頭蓋の中を跳ねまわる
うるさいのは僕だけ
生き方の髄にまで染み込んで
解けない

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【2017/01/31 14:37 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
レスト
その靴で
君はここまで来たのだろう
朝を越え 夜を越え
ひとりここまで来たのだろう

真っ黒に汚れた靴裏に
いくつもの砕けた石ころが詰まっている

踏んで 踏んで
踏み越えて
君はここまで来たのだろう
その靴で
その足で

その靴で

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【2017/01/31 14:31 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
余談
こんばんは。シーナです。



 気付けば梅雨入りしてますね。この時期はろくなことが起こらないなーという印象だけははっきりとあって、とりあえず書き記しておくべきことだけ書き記しておこうかなと、久しぶりにアクセスした次第です。何から書いておこうかな。何も考えてなかったというか、ふと思い立っただけだから言いたいことがはっきりとあったわけじゃないんだよね……。

 あのー。

 僕は一応物書きの端くれなんで、文章で表現するのがメインなんすね。割となんでも、見たもの、聞いたもの、感じたこと、知ったこと、ひとまずイメージに落とし込んで、それから言葉に落とし込みます。これが上手くいった時、僕はそれについて何かしらを本当に理解したと言っていいと思うんです。本当に理解したって言うと、それに関する全ての情報を得たかのように思われるかもしれないけど、そうではなくて。あるものに関するある問いについて、自分で納得できる答えを明確な形で得た、ってなところがミソです。勿論、下敷きにしている論理体系はあるのだから、それにまで懐疑の目を向けろって言われたら困っちゃうんでしょうけど。

 それでですよ。

 こうして文章で表現をする際に、一番難しいものはなんでしょう。

 例えば、味。これも結構難しいと思うんです。歯ごたえとか、温度とか、そういう表現は出来ても、それが実際どんな味であるか、ってところを描写するのはめっちゃ難しい。突き詰めてやろうとするとおそらく、ソムリエみたいに沢山の選択肢を持って、それらを組み合わせる、っていう形で表現していくことくらいしかできないんです。多分ね。

 それと同様に、感覚全般の表現は難しい。感覚全般の表現はやはり明確な形を伴わないので、それに出来る限り近い言葉を選び取る作業が必要になる。ただ、言ってしまえばこれは当たり前なんです。物書きは多分みんな、自分の書きたいものに一番近い言葉を選び取る作業にすごい労力を割いてる。それこそが物を書くということだし、物を書くということの楽しさの核でもあるから。そう考えると、味に関してもそれほどくよくよすることはないのです。出来る範囲で頑張ればいい、ということになるので。じゃあ、一体何が最も難しいのか。

 あくまで、個人的な意見ですけど。

 「叫び」、じゃないっすかね。

 叫びって、ただの大きな声ではないわけですよ。本来的には感覚の描写と同じことをやればいいはずなのだけど、誰かが叫ぶという場合、すなわち自分の感情をぶちまけるという場合には、多分事情が変わってくる。そこにあるのは「大きな爆発音」みたいなものとは全然別種の、生のままの感情の噴出なのであって、それはもう音として扱っちゃいけない。例えば、「叫んだ。」という描写方法があるけれど、ここには声はない。叫んでいる映像だけがある。或いは、「ああぁああああぁああああぁぁ」という描写方法も考えられるけど、今度は声しかない。それを組み合わせて使ってもいいけれど、今度はそこにタイムラグが生じてしまうから、その情景のインパクトがぶれてしまう。とかなんとか考えてると、激情が一気に溢れ出したその瞬間に口から吐き出される絶叫、っていうものを、その爆発的な勢いを殺さずにガッて表現するの、めちゃくちゃ難しくないすか。あまりにも難しいなって気持ちがありすぎて僕最近叫ぶ人の出てくる話書きませんもん。……いや。すいません。今のは言い訳です……精進します……。

 うん。なんかひとつ書いたらそこそこの分量になりましたね。飽きたんで今回はもうこんなもんでいいです。またもやっとしたら来ることにしますわ。



 以上、落書きでした。ではまた次回。

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【2016/06/16 01:29 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
間奏
お久しぶりです。シーナです。

 なんか、大学生になってやることがめちゃくちゃ増えて、のんびりブログを編集する気になれなかったというか。目の前にあることをしっかり噛み砕いて理解して、できる限り正確に捉えよう、っていう試みを始めたらそればかりになってしまいまして。思ったことをそのまま書く、っていうことが随分と減ったように思います。いいんだか、悪いんだか。そういう分析みたいなことをしようとすると、どうしてもツイッターの方が便利なんですよね。小出しにできるというか、ほとんどメモみたいになってる時あるけど。

 そんなこんなで、気付いたら一年半ほど放置してました。ビビるわ。車軸書いたのが一年半以上前っていうことにビビるわ。月日の経つの早過ぎだわ。てか次の部誌用にまた原稿書かねばならぬという事実にもびっくりだわ。今思い出した。何にしよう。

 まぁ、とかく。久しぶりに脳汁を垂れ流して楽しかったです。

 ちょっと楽しさを思い出し始めたから、また暫くしたら発作的にやり始めるかも知れない。最近はもう何週間も調子が良いし、切ってないし、毎日生きてるの楽しいし、あんまり塞ぎ込む事も無いから、昔みたいにヘドロと膿を煮詰めたみたいな気分の文章は書けないだろうけど、少しずつ削り落としていきたいなーと思っております。ヘドロ待ってた人いたら大変申し訳ない。今はヘドロ出ません。精々が側溝の雨水レベルです。多分。

 ひとまず、こんなところで。ではまた次回。

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【2016/04/01 01:06 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
ウィングス
影の中に息を潜め
目を閉じ、静かに項垂れている
鋭くなり続ける聴覚に
擦れあう布と布、ものともの
詰め込まれた世界の欠片と
その隙間に佇む僕
僕ら
ふと顔を上げれば誰かが
小さく首を傾げ、ふっと微笑む



影の中に息を潜めれば
隅に映る、ただの欠片
相関を持たないまま
無明の中に微睡んでいるモノ
未だ何者でもない欠片
僕ら
待っている
ただ待っている



影に差す僅かな光明
ざわめき、足音、笑い合う声
打ち付ける振動は当たり、そして砕け
欠片たちの輪郭が洗われて消える
うねる期待
押し寄せる視線
その先に立つ……



幕の隙間から覗く
白紙の空間、灰色のリノリューム
黒に挟まれた隙間に立つ
欠片、僕、僕ら



息を、吸い込む
伸びる背筋、顔は上がって
もう、始まっている
僕の世界は広がりだした
見据えた誰かが首を傾げ、微笑む
世界が溶け合う、溶け合う、溶け合う、



欠片を飲み込んで、震えを殺して、
待っていた時が
今そこにある
見せてやるのだ
僕の世界
僕らの世界
組み上げろ
白紙の舞台に色を塗れ
客席を飲み込め、視線を揺さぶれ、
今、僕ら、
僕は
幾重にも降り注ぐライムライトの中へ


息を、吐く
幕が、上がる

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【2016/04/01 00:47 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
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